春、夏、秋、冬。世界各国四季はあっても日本ほど風情や情緒を感じる四季は珍く、もはや、日本人の文化となっています。日本四季では、日本の四季をビジュアル的に分かりやすくご紹介していますので、日本旅行の際の参考にして下さい。

クリスマスが終わると、年越しと新年の訪れとなります。
12月31日になると、年越しそばと呼ばれる日本そばを食べます。
新年を迎えると、おせち料理と呼ばれる新年の料理を食べます。

また、12月31日の新年を迎える数時間前からは除夜の鐘と呼ばれる鐘が日本全国のお寺にて叩かれ、ゴーンゴーンと鐘の音が鳴り響きます。
鐘の音は、全部で108回鳴り、旧年中に107回鳴らし新年に最後の108回目を鳴らします。

除夜の鐘の由来は諸説ありますが、人間の煩悩が108あり、煩悩を追い払い新しい年を迎えるという意味で１０８回鐘を撞きます。

新年を迎えると、日本の人々はお寺や神社に向かい初詣をします。
初詣は、新しく迎えたこれからの一年を平安に暮らすための祈願をします。
多くの人びとが古くからの風習に乗っ取り元旦に初詣を済ませますが、最近では時間の有るときに済ませるという人も増えています。

Hatsumoude

冬の寒さが一層厳しくなり、雪が降り始めるとスキーシーズンの到来です。
日本各地に点々と点在するスキー場にスキーヤーやスノーボーダー達が集まります。
一年の間で2ヶ月程度しか訪れないスキーシーズンを思う存分に堪能するために、限り有るスキー場はスキーヤーやスノーボーダーで賑わいます。

日本の雪は、地域によって雪質が異なり、北へ行くほど良くなり、高いところへ登るほど細かくなります。
その最たる場所が、日本最北に位置する北海道であり、北海道の雪はアスピリンスノーと呼ばれ、粉雪よりも細かいとされています。

また、東北エリアの一部では、日本全国でも珍しい樹氷が見れるスキー場もあります。
樹氷は蔵王連峰の特別な気象条件と植生が織りなす、世界的に知られる自然の芸術品で、 その美しい景観は世界的にも評価を得ており、一目見ようと訪れる人が絶えません。
昼と夜で一変する樹氷の表情も必見で、スキーヤー、スノーボーダーでなくとも、簡単に楽しめます。